7月29日(火)打瀬公民館講習室に於いて「千葉市あんしんケアセンター磯辺」と社協打瀬地区部会
共催の「終活・人生会議」講座を開催しました。
尚、36名の方に参加いただきました。
*年齢別出席割合:50歳代以下 6%、60歳代 19%、70歳代 42%、80歳代 32%
<講座内容>
前半 「千葉市の高齢者を取り巻く状況」
講師:あんしんケアセンター磯辺 主任介護支援専門員 中村 頼子氏
① 千葉市の高齢者の人口推移、②美浜区の高齢者人口割合見込み、③一人暮らしの高齢者の
推移等のデーターの提示と解説がされました。
加えて④「介護者が不安に感じる介護」⑤「将来介護が必要になった時に希望する暮らしたい場所」と
「死亡場所の内訳調査結果」の結果も参考資料として示されました。
後半 「終活・人生会議について」
講師:一般社団法人 愛(めぐみ)の会 主任ソーシャルワーカー 岡江 晃児氏
(1)大分県の全国初「人生会議の普及、啓発を推進する条例」制定について
(2)将来の高齢者の世帯の状況
・高齢者単身世帯の増加、中でも未婚者の増加
人生の最終段階における医療・ケアの決定(自分と大切な方への決定)
・胃ろうを する/しない ・透析を する/しない
・人生の最期に過ごしたい場所(自宅/病院・施設) など
(3) もしもの時のために
・命の危険が迫った状態では70%の方が医療やケアを自ら決めたり、希望を人に伝えることが出
来なくなる
(4) 人生会議(ACP)
・アドバンス・ケア・プランニング
・万が一の時に備えて、自分の大切にしていることや望み、どのような医療やケアを望んでいる
かについて、自分自身で考えたり、自分の信頼する人たちと話し合ったりすること
(5) エンディングノートの書き方
<参加いただいた方々からのメッセージ(アンケートから)>
・お話を聞いて、色々と考えさせられ、これから先の人生を有意義に過ごしたいと思いました。
・講師の方がソーシャルワーカーとして体験されたお話もあり、大変わかりやすかったです。
・終活について「手を付けなくては」と思いつつ具体的な一歩が踏み出せなかったが、このようなセミナ
ーをきっかけにして進めていきたいと思います。
・本人の意思と家族の要望は全く違うこともあるので、何かの形で書き残すことが大切と思います。
高齢者福祉委員会委員長 小柴
千葉市在宅医療・介護連携支援センターの了承を頂き、人生会議に関連する市民公開講座の動画視聴案内を掲載しています。
市民公開講座 ―今から備えるあなたと家族―
講座開催日 2025年1月18日
講師 悠翔会在宅クリニック稲毛医院長 佐々木淳 氏
演題 人生100年 悔いのない人生の過ごし方
講演時間 60分
動画視聴案内 別添資料1「こころづもり」右下のQRコード
から「特設ページ」にアクセスください。
(上記リンクやチラシ画像をクリックしてもアクセスできます)
打瀬地区部会部会長 小柴
2025年4月12日(金)、打瀬公民館講習室で春の「ふれあい会」を開催しましたので概要を報告します。
<ふれあい食事会とは>
打瀬地区部会高齢者福祉委員会の主催事業として、毎年春(4月)、秋(11月)の2回、打瀬地区にお住いの83歳以上の方々を対象に開催していますイベントです。毎回、民生委員と高齢者委員会メンバーからなる調理スタッフによる手作りお弁当を食して頂き、合わせて食後のアトラクションを楽しんで頂いています。コロナ禍での活動制限から、2020年から2023年の4年間は開催を断念してきましたが、昨年春・秋と5年ぶりに開催し、今年の開催に繋げてきました。
<今回の開催概要>
1. 参加者数
昨年度の経験を活かし、参加者数を最大50名と設定し開催案内をしましたところ、当日は48名の方が参加されました。(会場全体の風景写真は、個人情報保護の関係で掲載を見送りました)
2. 提供する食事メニューでは、春らしい色合いの炊き込みご飯と煮物、揚げ物、焼き物、サラダなど8品を、色彩バランスも考え、食しやすいように一品づつを少し小ぶりにして、バランスよくお弁当箱に納め、併せてお味噌汁も提供しています。 (心込めたお弁当を写真でご覧ください)
3. アトラクションは、毎回趣向を凝らした歌、演奏、大道芸などのアトラクションを企画してきましたが、今回は初めての企画で「フラダンス」をご覧いただきました。参加者皆さんから笑顔で迎えていただけました。
4.2025年秋の「ふれあい食事会」は11月8日(金))に打瀬公民館講習室にて開催する予定です。
打瀬地区部会 小柴記
打瀬公民館と社協打瀬地区部会共催の「第4回健康フェスティバル」を、3月13日(木)に打瀬公民館ホールで開催しました。以下、結果報告します。
<参加者実績等>
定員50名を予定していましたが、当日参加者希望者の来場があり、結果53名の受診がありました。特に2回目或いは3回目のリピーターが一定数おられ、このイベントに強い関心を持って楽しみにして頂いていることが分かりました。
<関連団体からの協力実績>
運営スタッフの内訳は以下の通りです。全体で5団体35名のスタッフが連携し、昨年度までの運営経験を活かし運営に努めました。結果、想定外の待ち時間はなく、円滑な運営ができました。スタッフの配備人数では、地区部会の最大事業となります。
各団体スタッフ参加内訳
1.社協美浜区事務所 2名
2.社協美浜いきいきプラザ&真砂いきいきセンター 計9名
3. 東都大学幕張ヒューマンケア学部 2名
4.打瀬公民館 3名(非専任)
5.社協打瀬地区部会 19名 総計 35名(内3名非専任)
<参加者からのメッセージ>
参加された皆様全員から、好意的なコメントを頂きました。以下一部紹介します。
・各ブースとも、スタッフが丁寧に案内していただき安心して受診できました。
・検査終了後の看護師による健康相談は、大変丁寧に説明頂き、満足でした。
その他、看護師さんの丁寧な説明への感謝の言葉が複数ありました。
・普段受診できないような「骨密度、血管年齢、脳年齢等」を受診できてよかった。
・毎回参加しているので、年度ごとの検査結果比較ができてよかった。
<来年度 開催予定>
令和8年は、3月12日(木)に打瀬公民館ホールにて開催する予定です。
打瀬地区部会 部会長小柴
「ケアニン あなたでよかった」上映会
来場のお礼と開催報告
打瀬公民館と社協打瀬地区部会共催の「第3回認知症上映会」は、2月15日(土)に打瀬公民館ホールで開催しましたので、報告します。
<上映作品>
題名:「ケアニン あなたでよかった」
<ストーリー>
「認知症で人生終わりになんて、 僕がさせない――」
介護専門学校を卒業後、小規模介護施設で働き始めた主人公の介護福祉士(ケアニン)が、初めてメインで担当することとなった認知症の高齢女性、更にご家族との関係で、試行錯誤しながらも、「なんとなく」で始めた介護の仕事にいつしか本気で向き合い、看取りの経験も通して自分自身の無力さに思い悩みながらも、先輩ケアニンのアドバイスに加え、高齢女性が書き残したメッセージからケアニンとしての生きがいを見つめていく成長の物語。
<参加いただいた方々からのメッセージ>
・若い介護福祉士の成長ぶり、認知症の方のご家族の心境の変化を見届けられて感動した。
・又、介護の仕事がしたくなった。 ・家族の介護、看取りを思い出し涙が出た。
・認知症というと、すべてが終わり真っ黒な世界だと思っていたが、介護する立場では、認知症の方が最後まで人として人生を全うできるようにサポーとしていきたい。
・素晴らしい映画に出会えたことに感謝です。 ・認知症についてよくわかった。
・家族の介護、看取りの参考になった。 ・「ケアニン」シリーズをすべて観てみたい。
<次回上映予定>
上映作品を検討中ですが、今回好評頂いた「ケアニン」シリーズから作品を選定し、来年2月ごろに上映会を開催する方向で検討中です。
高齢者福祉委員会委員長 小柴