幕張ベイタウンは、1995年3月の街びらき以来30年を迎えています。
ベイタウンで暮らす私たちは、ごみ空気輸送システムの利用により、曜日や時間を限定されずにごみを処分できる利便性と、ごみ収集車が通行しない環境を享受しています。
一方、ごみ空気輸送システムは、供用開始以来30年が経過し、設備の一部で劣化が進んでいます。
このため、千葉市は、2025年度から2027年度の3年間をかけて、共同溝内のごみ輸送管の劣化した部分の交換作業を計画的に進めているところです。
各街区のマンションにおいても、それぞれの敷地内設備について、専門のメンテナンス会社に委託し適切に維持管理している状況と思います。
その中で、パティオス11番街管理組合から幕張ベイタウン協議会宛てに、通常の点検・修繕では想定していなかった不具合が発生し更新工事等の対応を進めているとの報告を受けました。
今後、他のマンションにおいても同様の不具合が発生した場合に備えていただくため、報告を受けた内容を共有させていただきます。
当該事例における不具合への対応のポイントは以下に掲げるとおりです。
この度の情報提供につきましては、パティオス11番街管理組合の皆様のご理解、ご協力によるものであり、あらためて感謝申し上げます。
各街区管理組合の皆様におかれましても、この度の11番街の取組も参考にしていただき、ごみ空気輸送システムを今後とも安定的に利用していくために必要な対応をご検討いただければ幸いです。
【パティオス11番街における不具合への対応のポイント】
※詳細は別紙をご参照ください。
■更新工事の費用見積りが多額(約5千万円)だったことから、ごみ空気輸送システムの利用を止めてごみ収集車による対応に切り替えることも当初検討。
しかし、ごみ収集車の委託費用等も考慮し、更新工事の実施を決定。
■ごみ空気輸送システムの敷地内設備の将来における更新工事に備えるため、その計画及び費用を、マンション全体の長期修繕計画及び修繕積立金の改定に反映。
■同システムの利用について、以下のルールを新たに適用。
・可燃ごみの投入は10ℓまでのごみ袋利用(重量制限1.5kg)とする。
・不燃ごみはシステムへの投入を一切禁止し、車両収集(管理組合が費用負担)とする。